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もう怖くない!?ドクロは実は縁起物。

 
タトゥーの世界ではもっともポピュラーなデザインのひとつであるスカルですが、その呼び名は様々で「髑髏」「ドクロ」「しゃれこうべ」「スカル」「頭蓋骨」など多数あります。では、そんなスカルの日本での印象というと「ダーク」「怖い」「不吉」「死」などが連想されがちですが、世界では実際のところどうなの?ということで今回は海外でのドクロの意味や認識を少し探ってみました!
2017.11.01  CULTURE

タトゥーシーンでも人気のある世界のスカルモチーフ

 

メキシカンスカル

 

スペイン語で「Caravera/カラベラ」はドクロを意味し、メキシコの祝日「死者の日」には、色とりどりなペイントが施されたとても愛嬌のあるドクロ「メキシカンスカル」やお菓子「シュガースカル」が国中に飾られ死者を偲び祝います。タトゥーとファッションシーンにおいて人気のあるモチーフであり、また近年ではハロウィンのコスプレとして人気急上昇中で、主に女性が色とりどりなシュガースカルのメイクを施した格好が人気である。そのメイクを施した女性のポートレイトタトゥーもとても人気がありチカーノスタイルタトゥーのモチーフとして定番になりつつあります。

 
 
 
 

チベタンスカル

 
チベット密教では死後に魂は輪廻転生と考えられ、亡骸は鳥葬にされてきた。 残された一部のスカルは儀式などに用いられる装飾仏具として用いられ、「チベタンスカル」と呼ばれています。タトゥーやファッションシーンでも非常に人気のあるオリエンタルデザインなスカルです。
 
 
 

 宗教観からみるドクロの認識


ドクロ崇拝は、世界中の民族に見られる一種の宗教形態であり、ドクロを祖先の象徴として安置し祖先とつながることにより、魔よけや一族の反映などのパワーを得ることができるという認識や生と死に対する価値観を象徴するものとして、世界中でドクロ崇拝の歴史が見えてきます。どの宗派でもほぼ同じような意味合いで捉えられ、ドクロは死と生まれ変わりの象徴として、すべてのものに訪れる死を身近に感じることで今を大切に生きると言った意味を考えさせ、スカルはネガティブなイメージだけでなくポジティブな意味で捉えられる事が多いようです。

 
 

仏教

 
仏教でのドクロは「無常」つまり永遠不変のものはないという真理をあらわすシンボルであり、「仏教」「密教」を信仰する人にとってドクロを身につけたり身近にドクロを飾ることは、輪廻の宗教観の中で再度人間に生まれ変われることは、動物に生まれ変わったり、地獄に行くことに比べとても貴重なのだという考えられています。仏教にとってドクロは人の命の尊さや連想させる縁起の良いものなのです。
 
 

カトリック

 

11月1日〜2日は「死者の日」ラテンアメリカ諸国の祝日とされ、世界でスペインに次いでカトリック信者が多い国とされるメキシコでのお祭りがとても有名です。町中に色とりどりに装飾されたドクロ(カラベラ)が並び、死者の日を祝います。日本でのお盆と同じような祝日ですが、メキシコの人たちにとってドクロは死と生まれ変わりの象徴とされ、日本におけるような暗いイメージが一切ないのが特長です。

 
 

ユダヤ教

 

ユダヤ教に伝わる「カバラ教義」ではドクロは再生を意味し、死は終わりではなく始まりと考えられ儀式での法具として用いられる。

 
 

キリスト教

 

キリスト教におけるドクロは「死を連想せよ」といった意味合いがあり、ラテン語で「メメント・モリ/自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」といった意味合いの警句である。「死を記憶せよ」と訳され、芸術作品のモチーフとして古くから広く使われ、教会や絵画などでもドクロを用いた芸術作品はよく見られます。現代キリスト教の中では、死への思いから現世での楽しみ・贅沢・手柄などは空虚でむなしいものであることを強調するものである。

 
 

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